現在、フンイエン省内で199品目が3つ星から4つ星のOCOP製品に認定された |
2021年〜2025年までの新農村建設と結びつける農業部門再編プログラム、および2030年までのビジョンに基づき、フンイエン省は持続可能な農業経済の発展と高付加価値生産チェーンの形成を重視しています。省全体で進められているOCOP一村一品運動は、各地方の経済発展を促進し、新農村建設の達成を加速させています。
この5年間で省の予算から約21万7000米ドルが投入され、設備への投資や標準的な生産・加工技術の導入、包装・ラベルの支援、貿易促進活動が進められた結果、現在、省内で199品目が3つ星から4つ星のOCOP製品に認定されました。
バンザン安全野菜果物生産協同組合のリー・ティ・ハーさんは、「OCOP製品に認定されて以来、協同組合の製品への関心が急増した。例えば、安定的に販売されるグアバの出荷量は1日あたり約3トンに達する」とし、次のように語りました。
(テープ)
「OCOP製品として認定されるには品質向上が求められ、認定後は多くの方に製品を知っていただき、市場でも高く評価されています。今後も新しい市場、より厳しい市場、そして輸出市場を目指して製品ランクの向上に取り組んでいきます」
バンザン安全野菜果物生産協同組合のリー・ティ・ハーさん(写真:Báo Hưng Yên) |
一方、フンイエン省農業農村開発局のホアン・アイン・トゥアン副局長も、OCOP製品の発展に向けて次のように述べています。
(テープ)
「宣伝活動や管理能力の向上への支援を強化し、品質基準を満たすOCOP製品の流通促進と需給マッチングに努めています。毎年25〜35の品目がOCOP製品に新たに認定される見込みです」
フンイエン省は、持続可能な農業経済の発展を目指し、種子と作物構造の転換促進、VietGAPやGlobalGAPといった生産基準の適用、製品トレーサビリティ確保、クリーン農業、スマート農業、有機農業、循環農業の推進に力を入れています。これにより、農村部の住民の生活水準向上に大きく貢献しています。
今後も同省は、新農村建設と結びついた農業開発に注力し、農業分野の再編成を通じた大規模かつ安全な商品生産、ハイテク農業の導入、集中生産エリアの整備、生産機械化の促進、最新の加工・保存技術の導入を進めます。これにより、製品の品質向上、コスト削減、競争力強化、付加価値向上と持続可能な発展を目指します。また、農村部の社会福祉政策の実施、貧困世帯の自立支援により、持続可能な貧困解消も図ります。
フンイエン省農業農村開発局のレ・チュン・カン副局長は次のように述べています。
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「省の運営委員会は、各地方の新農村建設基準の見直しを定期的に行い、意見を集めながら計画の実施を促進しています。この見直しを通じて、特に2021年から2025年までの期間において基準を確実に達成し、各段階の要件を満たすよう質の向上を図ります」
現在、フンイエン省では、139の村のうち73.4%にあたる102の村が先進的な新農村基準を満たし、26%にあたる36の村が模範的な新農村基準を達成しています。同省は年末までに100%の村が先進的基準を達成し、30%が模範的基準を達成することを目指しています。また、2025年までに100%の村が先進的基準を、50%が模範的基準を満たすことが目標です。新農村建設と結びつける農業開発は、フンイエン省が2030年までに経済規模や発展度で国内有数の先進的な工業地方となるための基盤となるでしょう。